コリアニュース №801(2019.7.26)
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金正恩委員長「南朝鮮当局は一日も早く昨年4月と9月のような正しい姿勢を取り戻すべき」と強調

南朝鮮当局が、最新鋭のステルス戦闘機F-35Aを追加導入し、米国との合同軍事演習「同盟19-2」を強行しようとしている中、金正恩委員長が25日、南朝鮮軍部交戦勢力に厳重な警告を送るための武力示威の一環として新型戦術誘導兵器の射撃訓練を直接指導した。

26日、朝鮮中央通信が詳報を伝えた。

 金正恩委員長は現場に同行した幹部たちに、「朝鮮半島南側の騒がしい情勢について説明し、南朝鮮軍部の交戦勢力が必死に引き入れている最新兵器は、隠すことができない攻撃兵器であり、その目的も弁明の余地もなく隠すこともできない」としながら、「国家の安全において無視することができない脅威となるそれらを初期に無力化し、屑鉄にするための不断な開発と実戦配備の為の試験は、わが国の安全保障において急先務で必需的な事業であり、当為的な活動になる」と述べた。

 金正恩委員長は、「南朝鮮の当局者たちは世界の面前では『平和の握手』を演出し、共同宣言や合意文のような文書をなでまわし、振り返っては最新攻撃型兵器を搬入し合同軍事演習を強行するような、おかしなる二重的な態度と行動を見せている」と指摘し、「われわれはやむを得ず、わが国の安全において南側に存在する潜在的・直接的脅威を除去するための超強力兵器システムを粘り強く開発しなければならない」と述べた。

 また、金正恩委員長は「南朝鮮当局者が事態発展の危険性をその都度悟り、最新兵器の搬入や軍事演習のような自滅行為を中断し、一日も早く昨年の4月と9月のような正しい姿勢を取り戻すことを願うという勧言を、南側に向かって今日の威力示威射撃と共に伝える」と強調した。

 同通信は最後に、「南朝鮮当局はいくら気分を害しても、今日の平壌発の警告を無視してしまうような失敗を犯すべきではない」と警告した。

文在寅政権は、国防費予算を2018年に7%引き上げたのに続き、2019年に8.2%、2020年に8%引き上げると予告しており、これは李明博・朴槿恵政権時の2倍も高い引上げ率だ。

南朝鮮当局は、朴槿恵政権時に「斬首作戦」を背景にして、米国とF-35Aを40台も導入する契約を結んでおり、今年3月末に2台、7月中旬には追加で2台の計4台が実戦配備されており、2021年まで導入を完了する計画だ。

 11日、朝鮮外務省政策研究室長が談話で、文在寅政権のF-35A導入に対して、昨年9月に合意した「板門店宣言軍事分野履行合意書に対する正面からの挑戦だ」と批判し、「われわれもやむを得ず、南朝鮮で増強される殺人兵器を焦土化する特別兵器の開発と試験をやらざるを得ない」と警告していた。

 南の平和ネットワーク代表のチョン・ウクシク氏は25日、「プレシアン」に掲載された寄稿文で、文在寅政権の「北朝鮮の平和は核兵器ではなく、対話と信頼で守られる」という言葉と「われわれの平和は強固な韓米同盟と軍事力の増強によって守られる」というダブル・スタンダードなアプローチでは、南北関係の真の発展は期待できないと批判し、「恐米症」と「対米依存症」から抜け出し、「韓国式の解決方法」を早急に出すべきだと指摘した。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


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