コリアニュース №819(2019.10.23)
印刷
朝日友好親善協会:「安倍政権は絶対にわが共和国の敷居をまたぐことができない」

朝日友好親善協会スポークスマンは22日、日本当局が幼保無償化制度から朝鮮学校幼稚園を排除したことに関し、以下のような談話を発表した。

(全文)  われわれの警告にもかかわらず、日本当局は10月1日から施行された「幼児教育、保育無償化」制度から朝鮮学校幼稚園を排除する妄動を働いた。

 在日朝鮮人子女たちを高等学校支援対象から排除したことに続き、幼稚園児に対する保育支援までも完全に拒否し、罪悪に罪悪を積み重ねている日本当局の今回の行為は、わが共和国に対する露骨な敵対的妄動であり、許すことができない非人道的暴挙である。

 今まで日本当局が、朝鮮総聯と在日朝鮮人を対象に数多くの罪を犯してきたが、今回のように幼い子どもたちの童心までも乱暴に傷つけた妄動はかつてなかった。

 自国の言葉と文字、民族の歴史と文化を学ぶことは、朝鮮学校の学生たちの当然の権利である。

 しかし日本当局は日本に朝鮮学校ができたその日から、在日朝鮮人学校で行われる教育が日本学校の教育内容と合致せず、朝鮮学校は純粋な教育機関ではなく、朝鮮の体制を下支えするための「思想本位の学校、対日工作機関の疑いがある」というレッテルを張りながら、絶え間なく弾圧してきた。

 在日同胞の未来を踏みにじる日本反動層のこのような絶え間ない野蛮な暴挙により、在日朝鮮人の民族教育は常に厳しい脅威にさらされ、今日に至っては幼い子どもたちまでも荒々しい脅威の対象になっている。

 日本の当局者たちに聞くが、日本帝国主義の統治時代に数百万の朝鮮青年たちを徴用、徴兵などで強制的に連行し日本に駆り出した張本人は誰であり、「在日朝鮮人」という単語がどのようして世の中に生まれたのか。

初歩的に見ても、日本の国民と同じく消費税納付の義務を誠実に履行している在日朝鮮人の子女たちを無償化の対象から除外することは、日本の法と国際法にも背く行為であり、人道的見地から見ても到底許すことができない民族差別行為である。

 繰り返し言うまでもなく、今回の事態は、わが共和国と朝鮮総聯に対する日本反動層の敵視政策、在日朝鮮人に対する悪意のある差別意識と偏見は絶対に変わりえないことを再びはっきりと示した。

 日本当局者たちの稚拙で執拗な朝鮮民族排外主義に対し、すべての朝鮮民族の怒りが火山のように燃え上がっている。

 朝日友好親善協会は日本反動層の無差別的で野蛮な暴挙を断固として糾弾排撃し、もう一度警告する。

今からでも、日本当局は在日朝鮮人とその子孫を優待し保護すべき、不可避な法的・道徳的義務を誠実に履行すべきである。

 世界の進歩的人権団体は、日本の朝鮮学校と日本学校がまったく同じ待遇を受けるべきだと一様に主張しており、そのような声は良心と理性を持った日本人民の間からも強く響いている。

 日本の当局者も認めているように、わが共和国は世界の政治構図において、誰もが手を出すことができない強大な位相と尊厳をとどろかせている。

 鉄面皮な安倍政権は、孤立した状況から抜け出すために、前々からわれわれとの「無条件対話」をオウムのように唱えてきた。

 世紀を継いで罪悪に罪悪を積み重ねておきながら、何らかの条件を云々している政治未熟児の行動と態度はおかしすぎる。

現在のように、民族排外主義思想を捨てられず、幼い子どもたちを対象に棍棒を振り回すような愚かで意地の悪いことだけを選んで行う限り、安倍政権は絶対にわが共和国の敷居をまたぐことができないし、朝鮮半島問題と世界政治の流れから押し出された哀れな境遇から永遠に脱することができないだろう。

日本当局は、度重なるわれわれの警告を肝に銘じ、朝日関係を最悪の状況に追い込む自滅行為を直ちに中止し、分別のある行動を取らなければならない。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


是非アクセスしてご覧下さい