コリアニュース №825(2019.11.7)
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朝鮮外務省巡回大使:「われわれの忍耐力は限界に近づいており、米国の軍事的動向を座視しない」

朝鮮外務省のクォン・ジョングン巡回大使は6日、以下のように談話を発表した。

(全文)  最近、米国防総省はシンガポール朝米首脳会談以後、中止すると公約した南朝鮮軍との連合空中訓練を12月に再開するための手順を踏んでいると公式に発表した。

 ストックホルム朝米実務交渉が物別れに終わった時から1カ月後に、米国が連合空中訓練計画を発表したことは、われわれに対する対決宣言であるとしか解釈のしようがない。

 朝米関係の展望をめぐって全世界が懸念している今のような鋭敏な時期に、われわれに反対する戦争演習を公然と繰り広げようとしている米国の行為は、世界の平和と安全を破壊する張本人、軍事力を問題解決の万能の手段とする覇権主義国家としての自分らの本性を再び赤裸々にさらけ出すだけである。

 米国の無分別な軍事的狂気は、徐々に消えつつある朝米対話の火種に水を差し、朝鮮半島と地域における対決の雰囲気を高める極める挑発的で危険極まりない行為である。

 訓練の名称を変えるからといって、戦争演習の侵略的性格が変わると考える人はこの世にいない。

 われわれはすでに、合同軍事演習が朝米関係の進展を阻み、われわれが先に講じた重大措置を再考する方向に進ませかねないということについて、何度も強調してきた。

 われわれの忍耐力は限界点に近づいており、われわれは決して米国の無謀な軍事的動きをじっと座って傍観しないだろう。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

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