朝鮮外務省日本研究所のリ・ビョンドク研究員は9月29日に「愚かな百年下請け式妄動」と文を 外務省ホームページに掲載した。
(以下全文)
9月16日に発足した菅政権が「安倍政策を継承する」と声高を語っている。
われわれは、菅政権が安倍辞任を前提に成立しただけに何を継承し、何をどのようにするかについて全く意に介さない。
ただ「安倍政権の政策を継承」することがわれわれを害することになるなら、看過できない。
すでに暴露されてるように、安倍は首相在任中、対話と圧力で「核、ミサイル、拉致問題」を包括的に解決しなければならないと言いながら、わが共和国を政治、経済的に孤立・窒息させるために歴代執権者たちの中で最も敵対的な政策を実施してきた。
特に安倍はわれわれの善意によって解決された拉致問題を、終始一貫、自分の政治的人気と立場を有利にするために悪用した。
執権期間、国内で政治スキャンダルが起き不利な情勢になる度に、「拉致問題の解決」を掲げ、国民を欺き、共和国に対する対決の雰囲気を煽ってきたのが安倍であった。
もちろん安倍の対朝鮮政策は、それが不義を追求したことによって、総破産という苦い結果だけを招いた。
不思議なことには、これを知らないはずのない菅政権が安倍を真似て拉致問題に未練を持って、方々に物乞いする奇怪な動きをしていることである。
結果が明白な問題にしがみつくことは愚者でも避けるものだ。
改めてはっきり言っておくが、拉致問題は、われわれの誠意と努力により、すでに後戻りすることができないほど、完全無欠に解決されている。
だとすれば愚行に没頭している日本の政治家たちの行動を置いて、「百年下請け式妄動」と評するのが正しいようだ。
(了)
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