朝鮮労働党中央委員会の金英哲部長は11日、米国と南朝鮮の合同軍事演習が10日に開始されたことを受け、次のような談話を発表した。
(以下全文)
南朝鮮当局は、朝鮮半島の平和と安定を願う全同胞と内外の一致した期待の中でかろうじてもたらされた反転の機会に顔を背け、8月10日からわが国を敵とする戦争演習を再び行うという狂気の振舞いを始めた。
朝鮮労働党中央委員会の金與正副部長は党中央委員会の委任によって8月1日、南朝鮮が米国とくり広げる戦争演習が北南関係の前途をいっそう暗くする好ましくない前奏曲になると想起させ、希望と絶望の二者択一は全的に南朝鮮当局が行うことになるとの意味深長な警告を込めた談話を発表した。
南朝鮮当局に明白な選択の機会を与えたのである。
にもかかわらず、南朝鮮当局は今回、弁解の余地もなく、みずからが機会あるたび口癖のように唱えてきた平和と信頼なるものが単なる無駄口であったことをみずからさらけ出した。
われわれの勧告を無視し、同族との和合ではなく外部勢力との同盟、緊張緩和ではなく緊張激化、関係改善ではなく対決という道を選択したのである。
チャンスを前にしても、南朝鮮当局がみずからの明白な選択を全世界に知らせた以上、われわれもそれ相応のより明白な決心を下さなければならない。
われわれはすでに宣明した通り、彼ら(米国と南朝鮮)自身がどれほど危険な選択をしたのか、間違った選択によって自分たちがどれほど重大な安保危機に向かっているのかを時々刻々と感じられるようにするであろう。
北南関係改善の機会をみずからの手で逃し、われわれの善意に敵対行為で応えた対価について、しっかりと知らしめなければならない。
南朝鮮と米国が相も変わらずわが国との対決を選択した以上、われわれにも他の選択肢がないことは明らかである。
われわれは、われわれのなすべきことを中断することなく行っていくであろう。
(了)
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