朝鮮中央通信によると、朝鮮民主主義人民共和国外務省のチョ・ヨンサム報道局長は６日、次のような談話を発表した。

周知のごとく、台湾を訪問して地域の平和と安定を破壊し、中国の当然な反撃の洗礼を受けた米議会下院のペロシ議長が、南朝鮮を訪問して反朝鮮対決の雰囲気を鼓吹した。

ペロシが南朝鮮当局者らと共に「北朝鮮の脅威」に対処した「強力で拡張された抑止力」を云々し、板門店共同警備区域にまで行ったのは、現在の米国政府の対朝鮮敵視政策をそのまま表したものである。

これには、現在の南朝鮮保守執権勢力を同族対決へ追い込み、それでなくても先鋭化している朝鮮半島と地域の情勢を一層激化させ、それを口実に自らの時代錯誤的な対朝鮮敵視政策と無分別な軍備増強策動を合理化しようとする陰険な企図を深くはらんでいる。

米国は、燃える火を煽っている。

今年４月、ウクライナを訪問して反ロシア対決ムードを煽り続け、今回は台湾に行って中国人民の怒りを買った、国際平和と安定の最大の破壊者であるペロシが朝鮮半島で無事でいられると考えるなら、それは誤算である。

米国は、ペロシが行く先々でもたらす禍根の災いの代価をしっかり支払わねばなければならないであろう。

(了)