コリアニュース №914(2023.1.28)
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金与正副部長:米戦車ウクライナ供与を非難

朝鮮民主主義人民共和国の金与正朝鮮労働党副部長が27日、米国のウクライナへの主力戦車供与決定と関連し、次のような談話を発表した。

(以下全文) 欧州大陸全体を重大な戦争の危険にさらし、大小の憂慮を生じさせてきた米国の策動が、今さらなる危険ラインを超えている。

 数多くの軍事装備をウクライナに送り込んで不安定な世界的事件の持続をあおり立てる「特別な功績」を築いた米国が、最近は自分らの主力戦車まで提供すると公式発表したことで、反ロシア対決の立場をより明白にした。

 これには、ロシアを破滅させるための代理戦争を一層拡大して自分らの覇権的目的を達成しようとする米国の下心が潜んでいる。

 米国さえいなければ、世界は今よりもっと明るく安全で平穏な世界になるであろう。

 米国こそ、ロシアの戦略的安全に深刻な脅威と挑戦をつくり出し、地域情勢を今日のような険悪な状況に追い込んでいる張本人である。

 私は、ウクライナに地上攻撃用戦闘装備を送り込むことで戦況をエスカレートさせている米国の行為に深刻な憂慮を表明し、これを強く糾弾する。

 ロシアの安全憂慮を全く無視してウクライナに天文学的金額の軍事装備を渡し、世界の平和と地域の安全を破壊している米国と西側諸国は、主権国家の自衛権について中傷する資格やいかなる名分もない。

 現在米国は、西側諸国はもちろん、自分の特等手先らの軍事的潜在力まで反ロシア前線に動員しようと画策している。

 ウクライナの戦場は決して、20年前に米国の主力戦車が横行していた中東の砂漠ではない。

 私は、米国と西側が自慢するいかなる武力装備も、英雄的なロシア軍と人民の不屈の戦闘精神と威力の前で残らず燃え果てくず鉄の山になると信じて疑わない。

 帝国主義連合勢力がいくらあがいても、高い愛国心と頑強さ、剛毅な精神力を身につけたロシア軍と人民の英雄的気概を絶対にくじくことはできないであろう。

 われわれは、国家の尊厳と名誉、国の自主権と安全を守るための戦いに決起したロシア軍と人民といつも同じ塹壕に立っているであろう。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

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