朝鮮労働党中央委員会の金與正副部長が19日、次のような談話を発表した。
(以下全文)
心から朝鮮半島地域の情勢を懸念し平和と安定を願うなら、すべての国が国際平和と安全保障の重大な責任を負う国連安保理を自分らの極悪な対朝鮮敵視政策実行の機構に転落させようとする米国の強権と専横を絶対に許してはならない。
また、合法的な主権国家の自衛権を放棄させようとする米国とその追随勢力の意地の悪い行為を黙認してはならず、それが無駄な努力であることを知るようにすべきである。
今回もわれわれの敵は、根拠もなく共和国の自主権に対する露骨な侵害行為を働いた。
常に、いわゆる威嚇に備えるという口実を持ち出して拡張抑止、連合防衛態勢を言い立てながら米国と南朝鮮が朝鮮半島地域で軍事的優位を確保し、支配的地位を占めようとする危険極まりない欲深い野心と企図を露わにしているのは、時々刻々と地域の安定を破壊し、情勢をいっそう危うくしている。
米国は、世の中を欺まんし、朝鮮民主主義人民共和国に対して敵対的ではなく対話に開かれているというたわごとをやめ、対話の場で時間を稼ごうとする愚かな窮策を放棄し、わが国家の安全を脅かすすべての行動を一切中止し、共和国のイメージをダウンさせようとせず、自国の展望的な安全のためにも常に熟考すべきであろう。
南朝鮮も今のように、あたかも「勇敢無双」であるかのように無分別に振舞っていては、結局自らにどんな災いを招くことになるのか、考えてみる方がよかろう。
馬鹿どもであるので悟らせるのに、ソウルを大陸間弾道ミサイル(ICBM)で狙うことはしないであろう。
われわれは、相変わらず南朝鮮を相手にする意向がない。
委任によって最後に警告する。
敵の行動の件件物物を注視し、われわれに敵対的であるごとに相応する極めて強力な圧倒的対応を実施するであろう。
(了)
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