コリアニュース №922(2023.2.22)
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朝鮮外務省国際機構担当次官の談話:国連事務総長の不当な発言を糾弾

朝鮮民主主義人民共和国外務省のキム・ソンギョン国際機構担当次長が22日、次のような談話を発表した。

(以下全文) 報道によると、国連事務総長は米国と南朝鮮の対朝鮮軍事的威嚇行動に対する朝鮮民主主義人民共和国の自衛的対応に不当な言い掛かりをつける立場を発表した。

私は、米国と南朝鮮の懸念すべき軍事行動に対しては目をつぶり沈黙していた国連事務総長が、挑発者たちに対する朝鮮民主主義人民共和国の正当な自衛権行使を「挑発」や「威嚇」と冒涜する極めて不公正でアンバランスな態度を取ったことに対し強い不満を表するとともに、強く抗議する。

われわれはすでに、数回にわたって国連事務総長が憲章に明記されたみずからの職務上の義務に忠実であり、朝鮮半島問題において公平公正を堅持するよう十分に勧告した。

にもかかわらず、国連事務総長が年を越してもなお、米国務省高官らと何一つ変わらない非論理的でとてつもない妄言を吐き続けていることに唖然とし慨嘆せざるをえない。

朝鮮民主主義人民共和国の武力による今回の反応は、年頭から米国が戦略爆撃機のような侵略目的に他はならない確かな戦略攻撃手段を朝鮮半島地域に頻繁に送り込み、南朝鮮と共にわが国家の安全と利益を重大に脅かしたことに対する対応措置であり、より最近のこととしては、なんの理由もなくわれわれの自衛権に言い掛かりをつける国連安保理会議を招集したことに対する行動的警告であった。

国連事務総長であるなら当然、 今年朝鮮半島情勢がさらに悪化している根源的な問題を正しく透視すべきであり、それに従って情勢が実質的に安定していくように促すのに役立つ建設的な建議をするなど、公正かつバランスの取れた態度を取るべきであろう。

朝鮮半島情勢が再び懸念すべき悪化の一路をたどりだした原因は全的に、朝鮮民主主義人民共和国を力で抑えつけようとする米国と南朝鮮の無分別な軍事的威嚇と無責任な「勇敢さ」にある。

世界の平和と安全保障において公正な役割を果たすべき国連機構が、米国の不法非道な対朝鮮敵視政策実行の道具のように盗用され、それによって国際社会の信頼を失っているのは、グテレス事務総長の不公正な行動にも少なからず起因する。

国連事務総長は、朝鮮半島問題に対するみずからの非理性的で偏見的な立場が朝鮮民主主義人民共和国に反対する米国とその追随勢力の敵対的行為をあおり立てる要因となっていることをはっきりと認識すべきである。

もし、米国と南朝鮮の度の過ぎた軍事的冒険によって、朝鮮半島で誰も願わない状況が発生する場合、米国と南朝鮮の挑発的妄動を制止するどころか、いかなる懸念表明もしない国連事務総長本人がその重い責任から逃れられないということをここに明白にする次第である。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


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