朝鮮中央通信によると、朝鮮外務省報道局対外報道室長は6日、次のような談話を発表した。
(以下全文)
われわれの重なる警告にもかかわらず、米国が朝鮮半島と地域の情勢を引き続き意図的に激化させている。
今日、米核戦略爆撃機B52が3カ月ぶりに朝鮮半島に再び飛来し南朝鮮と今年5回目となる連合空中訓練をくり広げたのは、朝鮮半島地域情勢を抜け出せないどん底により深く陥れる無謀な軍事的挑発である。
今年2月に行われた「拡大抑止手段運用演習」に続いて強行された今回の連合空中訓練は、わが国家を相手とする米国の核使用企図が実戦水準で推進されていることを明白に示している。
緊張緩和と情勢安定を願う国際社会の志向に背を向け火薬の臭いの濃い好戦的武力示威にのみ没頭している米国と南朝鮮の無責任な行為によって、朝鮮半島での核戦争勃発の危険は仮想的段階から現実的段階へ移行している。
朝鮮民主主義人民共和国に反対して後を絶たずにくり広げられている米国の挑発的軍事行動は、数日後に開始される大規模な米国・南朝鮮合同軍事演習の侵略的性格とそれが招く破局的な情勢激化の重大さを予告している。
われわれは、朝鮮半島地域情勢を予測不能な状況へ追い込み続ける米国と南朝鮮の無責任で懸念すべき武力示威策動に強い遺憾を示すとともに、朝鮮半島の平和と安定を害する軍事的敵対行為を遅延なく中止することを強く求める。
もし、米国と南朝鮮の危険極まりない軍事的挑発の動きが、現在のように引き続き傍観視されるなら、双方の膨大な武力が先鋭的に密集対峙している朝鮮半島地域で、激烈な物理的衝突が発生しないという保証はどこにもない。
国際社会は、朝鮮半島と地域の緊張緩和を図るための朝鮮民主主義人民共和国の平和愛好的な努力に合流し、米国と南朝鮮に戦争演習を直ちに中断するよう明白なシグナルを送るべきであろう。
(了)
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