朝鮮中央通信によると、朝鮮労働党中央委員会の金與正副部長は7日、次のような談話を発表した。
(以下全文)
3月6日、ある南朝鮮の傀儡(かいらい)メディアは、2月24日にアメリカのインド・太平洋司令官がわれわれが太平洋に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射すれば即時撃墜すると発言したという不明確な報道を流した。
彼が実際に米軍部の立場を代弁するこのような失言をしたのか、さもなければ傀儡メディアの常套的な言葉のいたずらなのか、その真偽は分からないが、事実の有無、理由如何に関わらず、明白な事前警告をしておこうと思う。
太平洋は、米国や日本の領有権に属しない。
毎年、太平洋を自分の中庭のように見なして米軍が随時実施する戦略兵器試験発射を、もし第3国が対応を名分に迎撃を試みる場合、米国がどんな反応を見せるか非常に興味深い。
そのような恐ろしい状況に、どのような方式で対応すべきかを念頭に置くならば、自分がどんなに対処しがたく、途方もない狂った妄言を吐いたのかに気がつくであろう。
今回、アメリカのインド・太平洋司令官が「韓米拡大抑止手段運用図上訓練」をわれわれだけでなく、その他の国にもメッセージを送った、効果のある「きわめて意義深い」ものとして描写したそうだが、われわれにも米国に送ってやりたいメッセージがある。
米国の管轄権に属しない公海と空域で周辺諸国の安全にまったく危害がなく行われるわれわれの戦略兵器実験に迎撃のような軍事的対応が伴う場合、これは言うまでもなく朝鮮民主主義人民共和国に対する明白な宣戦布告と見なされるであろう。
また、そのような状況におけるわれわれの軍事的行動規範が設定されているという点を想起させておく。
最近、看過できないほど度を超えるヒステリックな方向に進んでいる米国と南朝鮮のデモンストレーション的な軍事行動とあらゆる修辞学的表現は、疑う余地もなくわれわれが必ず何かを通じて対応せざるを得ない条件をつくっている。
すでに宣言したように、われわれは米軍と南朝鮮の傀儡軍部の活発な軍事的動態をもれなく注視・掌握しており、判断によっていつでも適切で迅速かつ圧倒的な行動が取れる常時的準備態勢にある。
米国と南朝鮮は、情勢をこれ以上悪化させる言動を慎むべきであろう。
(了)
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