コリアニュース №935(2023.4.21)
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崔善姫外相が談話発表

朝鮮中央通信によると、朝鮮民主主義人民共和国の崔善姫外相が21日、次のような談話を発表した。

(以下全文) 私は、G7の各外相が朝鮮民主主義人民共和国の合法的な主権行使に対して悪辣に言い掛かりをつけ、極めて内政干渉的で不穏当な内容で一貫した「共同声明」なるものを発表したことを受けて、次のような立場を明らかにする。

G7は、朝鮮民主主義人民共和国の主権行使と国家的地位に対してとやかく言う権限や資格がない。

朝鮮民主主義人民共和国が今まで取ってきた自衛的国防力強化措置は、米国とその同盟勢力の無分別で挑発的な軍事行動によってもたらされた不安定な安保環境に対処して、脅威を抑止し、国家の自主権と領土保全を守り、朝鮮半島地域の情勢を安定的に統制、管理するための正当な主権行使である。

われわれは、米国とそれと連帯した敵対勢力が加えてくる軍事的脅威を完全に除去し、国家の自主的存立と発展に阻害となる敵対的な周辺環境が根源的に終息する時まで、主権国家に付与されたすべての合法的権利に立脚した行動措置を取り続けていくであろう。

朝鮮民主主義人民共和国の核保有国の地位は、誰かによってもたらされ、認められたことによって与えられたものではなく、実際の核抑止力の存在と共に成立され、すべての朝鮮人民の総意によって採択された国家核武力政策法令で国法として定着されたものである。

われわれに「完全で不可逆的な核放棄」を説教し、核拡散防止条約(NPT)によって核保有国地位を持つことができないなどと云々することこそ、朝鮮民主主義人民共和国の神聖な国法に背くことを強要する最も荒唐無稽で不法非道な内政干渉行為である。

明白にしておくが、他国から認定を受けるためではなく、徹頭徹尾、米国の威嚇からみずからを防御するためにやむなく核を持つことになったというところに、われわれの核保有の本質がある。

米国と西側が百年であれ、千年であれ認めなくても、われわれの核保有国の地位は否認できない厳然たる実体として残るであろう。

核打撃権と能力がワシントンにのみあると思うなら、それは時代錯誤的考えである。

われわれは、米国の核脅威を迎え撃つことのできる力を持てば良いのであって、決して他国の認定も、承認も追求しないであろう。

米国と西側は、われわれの核保有国の地位についてとやかく言う権利がなく、彼らが何を言おうとも、われわれの地位は何も変わることはない。

今、変わらなければならないのは、われわれではなく、まさに米国であり、米国は対朝鮮敵視政策を根源的かつ完全に撤回してこそ、自国の安全が保障されるということを熟考すべきである。

世界的な核列強国としての朝鮮民主主義人民共和国の地位は、最終的で不可逆的である。

一握りの極少数国家らの閉鎖された利益集団にすぎないG7は国際社会の正義を決して代弁するものではなく、米国の覇権的地位の保障に服従する政治的道具にすぎない。

われわれは、G7がすることに何の関心も持たないが、もし彼らが朝鮮民主主義人民共和国の自主権と根本利益を侵害しようとする行動的企図をいささかでも見せる場合、強力に対応し、絶対に許さないということを明らかにする。

この機会に、私は朝鮮民主主義人民共和国が核拡散防止条約の第10条に明記されている脱退手順に従って、20年前にすでに上記条約から合法的に脱退したことで、いかなる条約上の義務から自由であることをG7の各外相に今一度丁重に想起させる次第である。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


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