コリアニュース №941(2023.5.20)
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絶え間なく強行される戦争挑発策動の果てはどこか

朝鮮中央通信は19日、次のような文章を発表した。

(以下全文) 朝鮮半島の情勢が爆発寸前の段階に突き進んでいる。

米帝と南朝鮮の傀儡好戦狂らは歴代最長期の「フリーダム・シールド」合同軍事演習と史上最大規模の「双龍」連合上陸訓練に続け、われわれを狙った各種の反朝鮮戦争演習を絶え間なく強行しながら朝鮮半島と地域の平和と安全を重大に脅かしている。

「双龍」訓練が終わる前の4月3日、朝鮮東海上に米海軍の原子力空母ニミッツ、イージス駆逐艦ディケイターとウェイン・E・マイアーと日本の海上「自衛隊」の駆逐艦・うみぎり、傀儡海軍の各種艦船を展開して「朝鮮の潜水艦に対する攻撃」を模擬した音波探知、追跡、破壊手順を熟達する連合海上訓練をヒステリックに行った。

5日には「拡大抑止実行力向上の行動化」を主張しながらグアムに前進配置された核戦略爆撃機B52HとF35A、F35Bステルス戦闘機を南朝鮮地域上空に飛行させて戦争騒動を起こし、14日にも核戦略爆撃機B52Hをまたも投入して連合空中訓練を強行した。

17日から28日まで膨大な戦略武力が動員されて空と海で同時にくり広げられた戦争演習は、今年の上半期の歴代最大規模で、朝鮮半島と地域の情勢をいっそう激化させた。

米帝と南朝鮮の傀儡どもは、一つの戦争を行える様々な航空打撃手段を投入していわゆる「連合編隊軍総合訓練」を強行し、同じ期間に朝鮮東海で米海軍と日本の海上「自衛隊」のイージス駆逐艦であるベンフォルドとあたご、南朝鮮傀儡海軍のイージス駆逐艦が動員された連合海上訓練がくり広げられた。

続いて、米特殊戦司令部と南朝鮮傀儡陸軍特殊戦司令部が動員された特殊高空降下訓練、南朝鮮傀儡軍単独の地上協同訓練、機動および実弾射撃訓練など、数え切れないほどの戦争演習が絶えずくり広げられ、朝鮮半島の情勢はいっそう危うい状態へと突き進んだ。

わが共和国に対する米帝と傀儡政権の侵略的な軍事的圧迫騒動は「ワシントン宣言」の公表と時を同じくして「拡大抑止力」の「実行力向上」という看板の下でさらに露骨化し危険極まりない形態に進化している。

「非常作戦訓練」、「海洋対特殊作戦訓練」、「連合高空浸透訓練」をはじめ、わが共和国に対する不意の「浸透」と「占領」を想定した合同訓練が頻繁に強行される中で、戦略爆撃機に対する長距離空対地ミサイル搭載場面を前例なく公開するなど、対朝鮮核威嚇・恐喝は度を越えている。

米帝が作成した戦争シナリオに従って尹錫悦逆徒と傀儡軍部のごろつきが先頭に立って狂奔している。

戦争熱に浮かれ尹錫悦逆徒は11日、黒白転倒の「北核・ミサイル威嚇」を云々しながら「能動的抑止対応能力補強」だの、「北を事前に抑止する圧倒的な戦力保有」だの、「北の全域に対する偵察監視と超精密高威力打撃能力確保」だのと生意気に言い立てた。

南朝鮮の傀儡合同参謀本部議長は、傀儡軍の前方部隊を犬のように歩き回りながら、「敵を必ず撃滅して作戦を勝利で終結しなければならない」、「戦闘勝利に決定的に寄与する能力と態勢を整えろ」と極度の対決狂気を鼓吹した。

看過できないのは、米帝と南朝鮮の傀儡好戦狂らが5月25日から6月15日まで京畿道抱川で歴代最大規模の「連合合同火力撃滅訓練」を5回も実施すると言い放っていることである。

朝鮮半島で戦争が勃発する場合、米軍と南朝鮮傀儡軍の連合武力が最新武器でわれわれを「膺懲(ようちょう)」するという戦争シナリオに従って強行される典型的な北侵実動演習である「連合合同火力撃滅訓練」は対朝鮮敵対勢力が年初からくり広げた反朝鮮戦争演習の連続版、拡大版である。

一体「火力訓練」とは何であり、核保有国を相手にする「撃滅訓練」というものは、また何と荒唐無稽なことであろうか。

特に、このような危険極まりない戦争演習を20余日間、それもわが前線からわずか数キロ離れた地域でヒステリックに行い、銃声・砲声を響かせようとすることをわれわれはさらに重大視せざるを得ない。

われわれは、朝鮮半島と地域の安全環境を重大に破壊し脅かす敵対勢力の軍事的動きをことごとに注視している。

「戦争指導指針」改正劇まで演じ、われわれを軍事的に圧殺する悪巧みを企んでいるのは、敵の戦争挑発狂気が看過できない状態に至ったことを示すもう一つの明白な証左である。

わが国の国際安保問題評論家のチェ・ジュヒョン氏は、「米国主導の侵略戦争演習の拡大は朝鮮半島地域情勢を爆発点に追い込む起爆剤だ」と題する文で「各国が自衛権による軍事演習を実施しているが、特定の国家をターゲットにして膨大な戦争装備が動員されながら、日と月をつないで年中持続的に強行される軍事訓練は、唯一無二として米国と追随勢力の反朝鮮戦争演習だけである」とし、「常識があり、理性がある人間なら、朝鮮半島に生じたこのような殺伐とした風景を前に、情勢激化の張本人はいったい誰であり、暗雲をもたらす悪性因子が何であるのかを容易に識別できるであろう」と主張したことがある。

世界の情勢分析家らも、米国がわが共和国に反対する様々な挑発行為を系統的に強行し、圧迫と強要の手口に執着しているワシントンこそ、朝鮮半島緊張激化による核戦争危険の根源であると評している。

現実は、朝鮮半島と地域の平和と安全が、いったい誰によって重大に脅かされているのかをはっきりと示している。

米国と南朝鮮の傀儡好戦狂らのヒステリックな核戦争騒動は、それに相応した対応を呼び寄せるようになっている。

現在の重大な事態と将来的な脅威に対処して、より強力かつ威力ある正当防衛手段を備えるのは主権国家の合法的権利である。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


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