コリアニュース №951(2023.7.12)
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朝鮮民主主義人民共和国の崔善姫外相談話

朝鮮中央通信によると、朝鮮民主主義人民共和国の崔善姫外相が11日、次のような談話を発表した。

(以下全文) 不法非道なNATOの段階的な東進で、欧州大陸の安保をついに戦争危機状況に追い込んだ米国が、今度は罪のない平和的住民まで危険にさらす反人倫的蛮行を敢行しようとしている。

7日、米国大統領がウクライナにクラスター爆弾を提供するという憂慮すべき決定を発表し、大きな国際的物議を醸し出している。

クラスター爆弾は、非常に危険な大量殺戮兵器として公認されているもので、国際的にその使用が禁止されており、今この時刻も世界各地で米軍が落としたクラスター爆弾による被害が絶えない。

米国がこのような致死性兵器をウクライナに提供することを決めたのは非常に危険な選択であり、侵略と殺戮を国策、生存方式としている平和の屠殺者としての正体を改めて明らかにしたものとみられる。

米国の選択に国連事務総長まで直ちに反対の立場を表明し、国際社会の非難が増大しているのは決して無理な話ではない。

米大統領が今回の措置について「難しい決定」だったと打ち明けたことは、クラスター爆弾の提供が残酷な後遺症をもたらすことを明らかにしながらも、彼らの覇権維持のためなら平和的住民の生命など眼中にもない特等戦争犯罪国、大量殺戮兵器伝播国としての米国の厚顔無恥な行動を世界に改めて示している。

米国が追従国家さえ敬遠している大量殺戮兵器をウクライナ戦争に投入して使用させるからには、莫大な災い的後遺症を覚悟しなければならないだろう。

現実は、米国こそウクライナ事態を意図的に長期化させている元凶であり、世界の平和と安全を害する「人類の恐ろしい敵」であることを明確に実証している。

私は委任により、わが共和国政府の名でウクライナに大量殺戮兵器を提供するという米国の決定を、世界を新たな惨禍の中に追い込もうとする危険千万な犯罪行為として峻烈に糾弾し、直ちに撤回するよう強く求める。

米国の今回の決定は、国の尊厳と自主権を守護しようとするロシア軍の不屈の気概を絶対にくじくことはできず、ロシア人民の反米意志だけをさらに倍増させることになろう。

わが共和国政府と全人民は、ロシアがすべての試練と難関を果敢に乗り越え、必ず最終的な勝利を成し遂げることを確信し、ロシア人民の正義の偉業に改めて固い支持と連帯を送る。

(了)

●「朝鮮中央通信社」(日本語) http://www.kcna.kp/goHome.do?lang=jp

●エルファテレビ  http://www.elufa-tv.net/


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