朝鮮民主主義人民共和国国防省のスポークスマンは4日、次のような談話を発表した。
(以下全文)
最近、米国防総省が「2023大量破壊兵器対応戦略」なるものを発表し、中国とロシアを「追撃する挑戦」、「深刻な脅威」に規定すると同時に、われわれに対しては「持続的な脅威」になると言い掛かりをつけた。
米軍部の今回の行為は、自主的な主権国家に対するさらなる重大な軍事的・政治的挑発である。
「持続的な脅威」について言うなら、20世紀から朝鮮民主主義人民共和国を「敵国」と規定し、史上類のない核威嚇と脅迫をエスカレートしてきた世界最大の大量破壊兵器保有国、唯一無二の核戦犯国である米国に当てはまる最も適した表現であろう。
今年だけでも、米国はわが国家に対する「終焉」、「絶滅」などと虚勢をはる妄想的な妄言を連発しながら歴代最大規模の合同訓練を強行し、わが国家に対する核兵器使用を政策化した戦争シナリオに従って核攻撃謀議機構を稼働させた。
一つの国を焦土化しても余る核弾頭を装備した戦略原子力潜水艦まで朝鮮半島地域に送り込んだ米国の無分別な妄動こそ、全地球を破滅させる最も重大な「大量破壊兵器の脅威」である。
世界最大の「大量破壊兵器の脅威」は、このように米国から発している。
米国は、今回発表した「2023大量破壊兵器対応戦略」を通じて、朝鮮民主主義人民共和国を含む自主的な主権国家の自主権と安全利益を大量破壊兵器による威嚇で重大に侵害し、全世界に対する自国の軍事的覇権野望を実現しようとする、危険極まりない侵略的な企図を如実にさらけ出した。
これらの事実は、わが共和国武力が、中長期性を帯びて日に日に無謀になっている米国の大量破壊兵器の使用脅威に徹底的な抑止力で強力に対応することを求めている。
歴史的な最高人民会議第14期第9回会議は、朝鮮民主主義人民共和国の憲法に国家主権と領土保全、人民の権益を擁護し、全ての脅威から社会主義制度と革命の戦果を死守し、祖国の平和と繁栄を強力な軍事力で保障することを共和国武装力の使命として新しく規定した。
わが共和国武力は、全朝鮮人民の総意に従って朝鮮民主主義人民共和国の最高法に新しく明示された自己の栄誉ある戦闘的使命に忠実でありながら、米帝国主義侵略者の軍事戦略と挑発行為に最も圧倒的かつ持続的な対応戦略で対処していくであろう。
(了)
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