朝鮮民主主義人民共和国外務省のスポークスマンは、最近、パレスチナ病院に対するイスラエルの空爆で数多くの人々が殺害される特大型惨事が発生したことに関して26日、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。
(以下全文)
イスラエルが国際法に従って平時はもちろん、戦時にも最優先的に保護することになっている保健医療施設を空爆したのは、想像を絶する極悪非道な戦争犯罪、反人倫犯罪である。
看過できないのは、イスラエルのこのような犯罪行為が米国の露骨な庇護の下で公然と強行されたことである。
米国は、イスラエルに莫大な軍需品を納入し、二つの空母打撃集団を中東水域に急派してイスラエルが安心してパレスチナ人を殺戮できるようゴーサインを送った。
病院空爆事件が発生した直後、米国が今回の事件はイスラエルでない他の勢力の行いと見なされるというとんでもない詭弁を並べ立てながら、イスラエルの犯罪行為をかばった事実は、米国こそイスラエルの殺戮蛮行を黙認、助長した共犯者であるということを示している。
米国がガザ地区への人道的接近を許すべきだという国連安保理の決議案に、イスラエルの「自衛権」が言及されなかったという理由でない「理由」で高慢にも拒否権を行使したのは、数千人のパレスチナ人が死のうと生きようと、イスラエルが自分らの対中東政策を忠実に実行すればいいという下心を自らさらけ出したこととなる。
世界平和の破壊者、正義の絞殺者である米国は、パレスチナ人民を無残に殺戮しているイスラエルの特大型戦犯罪を黙認、助長した責任から絶対に逃れない。
(了)
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