朝鮮民主主義人民共和国国防省のスポークスマンは16日、次のような談話を発表した。
(以下全文)
12~14日に行われた米軍部当局者らの傀儡(南朝鮮)地域訪問は、朝鮮半島地域の情勢激化を招く主犯が他ならぬ米国とその追従勢力であるということを明白に示している。
米帝好戦狂らとそれに追従する輩は、わが共和国に対する核先制攻撃を狙った「オーダーメイド型抑止戦略」を改定し、米・日・傀儡間のリアルタイムでのミサイル情報共有システムを年内に稼動させることで合意し、「ロナルド・レーガン」原子力空母打撃集団を南の傀儡地域に引き入ながら極度の対決騒動を起こした。
これによって敵対勢力は、自分らの対朝鮮軍事的態勢が決して防衛的なものではなく、朝鮮民主主義人民共和国に対する武力侵攻を目的としていることを自らさらけ出した。
朝鮮半島地域で修辞的にも、行動的にも、軍事的緊張水位を一方的に引き上げる行為者がまさに米国とその追従勢力であるという事実を再度明白にしておく必要がある。
今年も敵は、対朝鮮核使用を目的とした「核協議グループ」の稼動、「ウルチ・フリーダム・シールド」、「ビジラント・ディフェンス」のような侵略的性格を帯びた大規模合同軍事演習の強行し、原子力空母と戦略原子力潜水艦、核戦略爆撃機を朝鮮半島に進入させる等、わが共和国に対する核威嚇を段階的に拡大した。
朝鮮半島での軍事的対立が危険の限度を超えたにもかかわらず、軍事的衝突が起こらないのは全的に、朝鮮民主主義人民共和国の武力が強力な対応態勢で米国とその追従勢力の軍事的蠢動(しゅんどう)を徹底的に抑止しているからである。
外部からの侵略的企図を徹底的に抑止し、国家の自主権と安全を軍事的に侵害するいかなる挑発行為に対しても断固と反撃し、国の領土保全を頼もしく守っていく万端の臨戦態勢を維持するのはわが軍隊の崇高な使命である。
朝鮮民主主義人民共和国の武力は、朝鮮半島地域に生じている新しい安保不安定と米国と、その同盟勢力の進化する軍事的威嚇形態と性格に対処し、より攻勢的で圧倒的な対応力と可視的な戦略的抑止軍事行動で国家の安全利益に対するあらゆる脅威を強力に統制・管理していく。
(了)
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