日本社会党中央執行委員会委員長の土井たか子衆議院議員と
親しく話し合う金日成主席 (1987.9.24)


原則はしっかり、決断はおおらかな方


金日成主席は、1987年9月24~26日、日本社会党中央執行委員会土井たか子委員長と会見し、朝日関係問題に対し明確な回答を与えた。

主席は、朝日関係では朝鮮側にはなんらの問題もない、問題は日本政府にかかっている、日本政府が朝鮮に対する非友好的な態度を捨てさえすれば、容易に問題は解決する、日本政府が南朝鮮に対する一辺倒政策を実施し、朝日関係を自主的に解決しようとはせずに、アメリカの気分に合わせてわが国を非友好的に対するところに問題がある、と指摘した。

主席は、土井たか子委員長が提起した問題についても、人間のすることだから解決できない理由はないとして明確な解決策を示した。

土井たか子委員長は帰国後、「金日成主席は原則はしっかり、決断はおおらかな方」だと述懐した。